イントロダクション

『国際市場で逢いましょう』『あの日、兄貴が灯した光』を超える、家族の絆を描いた感動叙事詩。

かつては、東洋チャンピオンだった元プロボクサーのジョハは、今や定職も住む場所もない生活を送っていた。偶然17年前に別れた母親と再会し、今まで会ったことも聞いたこともない、弟ジンテと一つ屋根の下暮らすことになる。ジョハはサヴァン症候群のジンテに戸惑い、時には激しく苛立ちながらも、3人のいびつでどこか微笑ましい“家族”の時間が過ぎていくはずだった……。
自らの拳だけを信じ、孤独に生きてきた兄。母親の愛だけが生きるすべてだった弟。生きてきた境遇も得意なことも好きなことも全く違う兄弟が、初めて出会い起こる数々の出来事を通して、徐々に心を通わせながら本物の兄弟、そして家族となっていく姿を、ユーモアとあたたかな感動で紡いでいく。全く異なる世界で生きてきた2人の兄弟が巻き起こす奇跡のような物語に、あなたもきっと涙する―。

主人公・ジョハを演じるのは、作品ごとに全く違う顔を見せ続けてきたイ・ビョンホン。本作ではスターオーラを封印、不器用ゆえに愛おしい魅力あふれるキャラクターを演じる。弟のサヴァン症候群で、天才的なピアノの才能を持つという難役に挑んだのは、韓国映画界が最も熱い視線を注ぐパク・ジョンミン。『空と風と星の詩人~尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯~』などで、徹底した役作りには定評があり、今回も撮影3か月前からピアノを猛特訓し高度なクラシック曲の数々を、吹き替えなしで演奏している。母親には、実力派女優ユン・ヨジョン。『ハウスメイド』など映画はもちろん、最近では韓国のバラエティ番組「ユン食堂」で人気を博す。その華奢な体には背負いきれないような重い過去を持ちながら、17年振りに再会したもう1人の息子にも弟同様に惜しみない愛を注ごうとする母親の姿は、涙なくしては見られないだろう。